地元力財団 - 公益財団法人 わかやま地元力応援基金

　私たち大人は子どもにとって誇れる社会を創造できているでしょうか。
先人たちの努力により日本は豊かになりました。2007年のユニセフ発行のレポートによるとOECD諸国の中でも乳幼児の死亡率の低さや、低年齢での妊娠や薬物の心配も少ない国、それが日本です。

　一方で子どもたちは幸せでしょうか?同じユニセフのレポートにこのようなデータがあります。日本の子どもたちは30%近くもの割合で「孤独を感じる」というのです。2位のアイスランドの10%を大きく引き離しています。また「自分が場違いでやっかいな存在だと感じる」との割合もワースト1となっています。

　ここ和歌山でも子どもの身に毎年のように痛ましい事件が起こっています。子どもたちに必要なものはなんだったのでしょうか。英才教育や高価なゲーム、有り余るお菓子ではなかったのです。彼らを救えるのは「ほっとけやん」という想いから生まれた周囲の温かいまなざしや社会とのつながりなのです。

　地元力財団は子どもたちや悩める親たちとつながり、継続してサポートし続ける団体を応援し、和歌山から「孤独を感じる」子どもがひとりでも減ることを共に目指します。

基金の仕組み

楽器を贈ろうプロジェクト 

 　”楽器を贈ろうプロジェクト”とは、マジカルミュージックツアー実行委員会の「音楽あふれる和歌山の未来のために！」という想いのもとにスタートしたプロジェクトです。

　寄付金は、和歌山県内に暮らす子どもたちに楽器を届ける活動に対する助成金の原資として有効に活用し、子どもたちが楽器に親しめるチャンスを創出します。